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アイジー工業
板金屋のDNAで現場と進化する。アイジー工業が語るものづくりと次の一手
アイジー工業 佐藤氏・石井氏 × ウチノ板金 内野(屋根展主宰)
内野氏:今日は“屋根の未来”を軸に、アイジー工業さんの成り立ち、現場視点のものづくり、そして次の一手を伺います。まずはルーツからお聞かせください。
佐藤氏:当社は1970年創業、今年で55年です。創業者は寺社仏閣を手がける板金屋でした。暮らしを良くしたいという思いから「つくる側」へ舵を切り、メーカーとしての歩みを始めました。「現場で本当に役立つものをつくる」という板金屋としてのDNAが、今も弊社の揺るぎない核心となっています。
内野氏:時代の変遷とともに、製品構成も変化してきましたね。
佐藤氏:はい。一時期は外壁材がメインでしたが、約20年前に断熱金属屋根「ガルテクト」を発売してから、屋根領域に本格的に注力してきました。軽さ・断熱性・施工性を柱に、役物や納まりまで含めて磨き込んでいます。
内野氏:断熱材付きの金属屋根「ガルテクト」は現場での支持が強い。開発において、特に重視したポイントはどこですか。
佐藤氏:軽量・高断熱という性能に加え、役物の一体感、納まりの合理性、歩行性、傷の出にくさといった“手触り”を徹底して高めてきました。板金屋さんのフィードバックを素早く回収し改良へ直結させています。
内野氏:現場の声は、どのように開発へ届けていますか。
石井氏:工場再編やライン増設で供給の安定化と品質の均一化を図っています。工場見学も行っており、板金屋さんにも参加していただいています。メーカーとしての想いを伝えられる場なので、是非お越しいただきたいです。
内野氏:弊社では主にリフォームで採用していますが、新築でも使われていますか?
佐藤氏:新築にも広げたいですが、現状はリフォームが大半(約9割)です。既存屋根の改修需要が非常に大きいことを踏まえつつ、役物の最適化や施工マニュアルの平準化、教育の拡充で、より幅広い現場にフィットさせていきます。
内野氏:ここ数年、職人側でも“下請け脱却”がキーワードになりつつあります。元請け化できないと将来仕事が細っていくリスクがあります。
佐藤氏:同感です。自分たちの価格で勝負し、品質と段取りで価値を示す。そのために「提案のしやすさ」や「手離れの良さ」を製品側で担保するのはメーカーの責務。良い屋根屋さんが胸を張って薦められる製品をつくることに集中しています。
内野氏:屋根展とは2017年の第1回からの長いお付き合いですね。
石井氏:はい、立ち上げからご一緒しています。コロナ禍を経て、職人が主語になって地域と向き合う場へアップデートされる過程を間近で見てきました。顔の見える関係で屋根の価値を伝える場として進化してきたと感じます。
内野氏:屋根展の価値は、プロが直接住まい手に“良さ”を伝えられることにあります。
佐藤氏:まさにそこです。メーカーが施主様へ直接語れる機会は限られますが、顔の見える信頼できる屋根屋さんが伝えてくれるのは本当に心強いです。製品の思想や正しい納まりまで届き、後工程の満足度も上がります。この循環はメーカーとしても嬉しく、今後も後押ししたいですね。
内野氏:最後に、屋根展に参加する屋根屋さんへメッセージを。
佐藤氏:屋根展は、地域のプロが価値を“直接”届ける結節点です。私たちは胸を張って薦められる屋根材を用意し、現場に寄り添って改良を積み重ねます。職人さんは価格と品質で堂々と勝負する。そのタッグで、施主様に「やってよかった」と言われる屋根を一緒に増やしていきましょう。


