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屋根展とは

ご挨拶

はじめまして、東京都東村山市のウチノ板金の内野です。

僕が屋根展を始めたのが2017年。それから、この屋根展に興味をもった全国の屋根屋さんが集い、現在屋根展は全国で開催されています。

ここでは現状の屋根業界の問題点、その解決方法、屋根展の事をお伝えできればと思います。少々長くなってしまいますので、お時間ある時にご覧いただければと思います。

課題

まず、現在の屋根業界にある大きな問題を2つ挙げてみます。

PROBLEM

元請け・下請け問題

背景

大手建設会社やハウスメーカーの「元請け会社」が建設費の予算を組む際、「下請け会社」に対して低価格での工事を要求することが日常的に行われています。

そんな中、私達のような屋根という特殊な専門性を持つ業者も、その技術や経験を正当に評価されないまま、価格競争に巻き込まれているのが現状です。

解決策

20年前「元請け会社」といえば、工務店さん・建設会社さん・ハウスメーカーさんの立ち位置でした。しかし、今はインターネットの普及でどんな業種も「元請け」になることできるようになりました。私は建設業界の最後のブラックボックスは「元請け化」だと思っていて、その箱を開けることができる人が次のステージに進めると思っています。

PROBLEM

急増する悪徳請求業者

背景

「あなたの家の屋根が浮いている(破損している)早く直さないと大変なことになる!」と、屋根に問題があると嘘を伝え、修理や交換の必要性を迫ってくる飛び込み悪徳訪問販売業者が急増しています。

また、このような手口で話しかけることで、家族構成や家の間取りを調べて、更に凶悪な犯罪を企てる人間もいるのが実情です。
このような問題は日本各地で発生していて、大きな社会問題になっています。

解決策

怪しい業者が来た時に、地域の屋根屋さんを知ってもらえさえすれば、「知り合いに〇〇さんという屋根屋さんがいるので、大丈夫です!」と、詐欺被害を未然に防ぐことができ、地域からそのような悪徳会社がいなくなり、安心して過ごすことができます。

屋根展のような地域に根ざした安心できるイベントを開催し続け、『地元の屋根屋さん』として認知をしてもらうことで、地域での犯罪を未然に防ぐことができると思っています。

屋根展に至るまでの試行

屋根展は2017年から始まったイベントになり、今では全国の仲間と一緒に展開をしています。
しかし、実は屋根展はある失敗から生まれたイベントなんです。

2016年僕は「屋根の勉強会」というイベントを数回開催しました。
イベントの内容は屋根の専門家が屋根の授業をしてくれるというもの。
事前予約をしていただき、予定された時刻に地域の方に来ていただき、1時間半程度、資料を見ながら授業形式に進めていく。そんなイベントです。
しかし、よくよく考えると、このイベントは地域の方の意見を完全に無視したイベントでした。

予約しなければならない

→予約はめんどくさいし、当日いけなくなってしまうかもしれない。名前や住所は教えたくない。

予定した時間に行かなけばならない

→みなさんお忙しいから自由な時間に来たい・長時間勉強会を聞かなければいけない
→屋根に関しての質問は人それぞれなので、屋根に関して全てを知らなくても良い。

そんなことに気づき、「屋根の勉強会」というイベントを「いつでも誰でも来れる屋根の展示会」というものに変化しました。

それから何度も何度も開催することで最初は少なかった来場者が回を重ねていくごとに増えてきました。
今では地域の方から「いつか行ってみたいと思っていた」「やっと来ることが出来た」という言葉をいただけるようになりました。

最も強い者が生き残るのではなく、
最も賢い者が生き延びるのでもない。
唯一、生き残るのは変化できる者である

これは有名なダーウィンの進化論です。

実は老舗の旅館や料亭は、時代に合わせて少しずつ料理の味を変えています。
だから100年以上も続く「老舗」という企業になっているのです。

屋根業界も同じです。建設業界の専門業種である屋根屋も常に変化の意識を持ち行動していかないと、
時代に淘汰されてしまいます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
この文章を読んだ今、心のどこかで頷き、変化をする気持ちが芽生えた方は、是非お問い合わせいただけばと思います。
僕らと一緒に屋根業界を変えていきましょう。