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株式会社ディートレーディング
ストーンチップ鋼板の普及と地域に根差した屋根工事の未来
ディートレーディング 髙木社長 × ウチノ板金 内野(屋根展主宰)
内野氏:今日は、屋根展への“期待”を軸に、ディートレーディングさんの歩みとストーンチップ鋼板の導入経緯を伺います。まずは原点からお聞かせください。
髙木氏:私はもともと瓦屋に勤めており、職人をしておりました。その現場の中でストーンチップ鋼板という素材の存在を知りました。実際に触れてみると、軽さ・耐久性・錆びにくさが際立っていて、屋根材として理にかなっていると直感しました。社内では「誰がやるんだ」という声もありましたが、私は素直にこの良さを広めたいと思いました。
内野氏:海外との接点が導入の決断につながったそうですね。
髙木氏:はい。最初の海外との接点は、当社の現会長のつながりから生まれました。そこでこの屋根材に確信を持ち、日本への導入を決めました。その後、サンフランシスコの事務所で現物を確認して、細部の仕上がりや施工後の佇まいを自分の目で確かめ、これはいけると腹落ちし、本格的に販売へ舵を切ったという流れです。
内野氏:立ち上がりの初期の成果は、どのように積み上がっていきましたか。
髙木氏:ありがたいことに茨城のデベロッパーに採用していただき、引き渡し時にとても喜んでいただけました。そこで方向は間違っていないと手応えを感じました。その後、業界誌や一般誌などの紙媒体へ積極的に売り込み、反響があれば自分たちで材料を搬送し、必要に応じて施工まで支援しました。メーカーとしては異例かもしれませんが、現場で並走する姿勢が施工店とメーカーの域を超えた信頼を積み上げてくれました。
内野氏:当時は、瓦と板金のあいだに大きな壁もありましたよね。
髙木氏:ええ。そこであえて「陶器板金」という、ある意味どっちつかずの呼び方で打ち出しました。好みは分かれましたが、施工指導から現場施工までやり切ることで「メーカーがそこまでやるのか!」という驚きが信用に変わり、少しずつ仲間が増えていったんです。
内野氏:普及が加速する転機は、どこにあったと見ていますか。
髙木氏:二つあります。まず太陽光パネルの普及で、既存屋根との相性や長期耐久の観点から評価される機会が増えました。次に東日本大震災後のスレート改修工事でリフォーム需要が高まり、施主様・施工店様の選択肢の一つとして採用が一気に広がりました。
内野氏:施工店との関係づくりで、要になるのは何でしょうか。
髙木氏:現場に足を運ぶことです。図面だけでは伝わりにくい納まりや雨仕舞いについて、施工店と徹底的に寄り添い、共に考え抜く姿勢が不可欠です。単なるメーカーと施工店という関係性を超え、既成概念にとらわれずに「共に良い屋根を作り上げる」という気持ちが重要だと考えます。結局のところ、人と人との関係性の中で物事が進んでいくのです。
内野氏:その「並走の姿勢」は、屋根展の場でも活きます。屋根展は地元の屋根工事の専門業者が一般の方向けに行う展示会であり、お客様のお悩みに寄り添い、無理な営業をしないことを約束していますから。
髙木氏:おっしゃる通り、結局は姿勢は必ず伝わる。「いい屋根屋さん」としてお客様に寄り添うことが私たちがずっと大切にしてきた部分です。
内野氏:屋根展へ期待していることはありますか。
髙木氏:屋根展は、地域の皆さんが「いい屋根屋さん」と出会う入口になっていくはずです。回を重ねるほど認知が育ち、信頼が深まる。メーカーとしても、BtoBで培った知見を活かしながらBtoCを意識した発信やクラフトマンの価値の向上を進め、地域に確かな選択肢を提供していきたいですね。
内野氏:私も、屋根展を地域と職人を結ぶ共同体として発展することを願っています。現場に寄り添い、領域を超えた工夫を凝らし、そして継続すること。この三つを積み重ね、日本の屋根を守る輪を広げていきましょう。
髙木氏:全国の皆さんと一緒に、その輪を着実に大きくしていければ嬉しいです。
内野氏:最後に、屋根展に取り組もうとされている屋根屋さんへメッセージをお願いします。
髙木氏:BtoCは、業界全体、職種、そして職人としての価値向上に繋がるはずです。いかに屋根業界を盛り上げていくか。全国に散らばる志を同じくする仲間たちが屋根展を中心に団結すれば、必ず日本の屋根を守ることができると信じています。スポンサーとしても最大限の支援をいたしますので、一丸となって頑張りましょう。


